大雨と落雷及び突風に関する四国地方気象情報 第12号
令和2年 7月 6日11時00分 高松地方気象台発表

 四国地方の太平洋側では、土砂災害警戒情報を発表中の市町村があります。7日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  梅雨前線が西日本に停滞しています。前線は、8日頃にかけて西日本付近に停滞する見込みです。
  前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、太平洋側を中心に土砂災害の危険度が高まっている所があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(5日15時00分)から6日10時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  愛媛県
      西予市宇和 136.5ミリ
    内子町獅子越峠  78.0ミリ
  高知県
     馬路村魚梁瀬 216.5ミリ
      香美市大栃 130.5ミリ
  徳島県
   那賀町木頭和無田  71.5ミリ
      三好市京上  55.5ミリ
 
 [雨の予想]
  6日昼前は、太平洋側を中心に局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。その後も、7日昼前にかけて激しい雨が降る見込みです。
 
 6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 40ミリ
  太平洋側 50ミリ
 7日に予想される1時間降水量は、
  太平洋側 40ミリ
 
 6日12時から7日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 120ミリ
  太平洋側 150ミリ
 
 6日12時から8日12時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 150から250ミリ
  太平洋側 200から300ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
  落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「四国地方気象情報」は、6日16時頃に発表する予定です。