大雨と突風に関する九州南部・奄美地方気象情報　第１９号
令和２年　７月　７日０４時５６分　鹿児島地方気象台発表

　九州南部では、８日にかけて土砂災害に警戒してください。また、８日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

　　梅雨前線が対馬海峡付近に停滞しています。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では大気の状態が非常に不安定となっています。
　　このため、九州南部では、８日にかけて、局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が広い範囲で高まるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
　
　＜雨の実況＞
　降りはじめからの総降水量は８００ミリを超え、７月の月降水量の平年値を大きく上回る大雨となっている所があります。
　７月２日１９時から７日０４時までの総降水量（アメダス速報値）
　鹿児島県（奄美地方を除く）
　　鹿屋市寿　　　　　８７５．５ミリ
　　鹿屋市吉ケ別府　　８１６．５ミリ
　　さつま町紫尾山　　７１０．０ミリ
　７月３日００時から７日０４時までの総降水量（アメダス速報値）
　宮崎県
　　日南市深瀬　　　　７３７．０ミリ
　　えびの市えびの　　７１９．０ミリ
　　えびの市加久藤　　６４６．５ミリ
　
　＜雨の予想＞
　７日０６時から８日０６時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　１時間降水量
　　　鹿児島県（奄美地方を除く）　　５０ミリ
　　　宮崎県　　　　　　　　　　　　５０ミリ
　　２４時間降水量
　　　鹿児島県（奄美地方を除く）　１８０ミリ
　　　宮崎県　　　　　　　　　　　１８０ミリ
　７日０６時から９日０６時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　４８時間降水量
　　　鹿児島県（奄美地方を除く）　２００から３００ミリ
　　　宮崎県　　　　　　　　　　　２００から２５０ミリ
　
　＜防災事項＞
　　警戒事項：土砂災害
　　注意事項：低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風
　　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　
　　今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　
　　次の地方気象情報は７日１１時頃に発表する予定です。