大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第17号
令和2年 7月 6日23時10分 福岡管区気象台発表

 福岡県筑後地方、佐賀県南部、長崎県南部、長崎県北部に大雨特別警報を発表しています。7日明け方にかけて土砂災害に最大級の警戒をしてください。

  福岡県筑後地方、佐賀県南部、長崎県南部、長崎県北部では何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。引き続き、土砂災害に最大級の警戒をしてください。
  また、浸水害や洪水の危険度が高まっている所があるため厳重な警戒をしてください。
 
  梅雨前線が対馬海峡付近にあって、7日にかけて停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  現在は雨の降り方はやや弱まっていますが、九州北部地方では7日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が断続的に降り、大雨が続くおそれがあります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(3日0時00分)から6日23時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  山口県   周南市和田 211.5ミリ
  福岡県     大牟田 429.0ミリ
  佐賀県    佐賀空港 316.0ミリ
  大分県  日田市椿ヶ鼻 428.5ミリ
  長崎県  長崎市長浦岳 413.5ミリ
  熊本県  あさぎり町上 688.5ミリ ※
  ※あさぎり町上では障害による欠測を含む値です。
  
 <雨の予想>
 7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 50ミリ
  福岡県 50ミリ
  佐賀県 50ミリ
  長崎県 50ミリ
  大分県 50ミリ
  熊本県 70ミリ
 
 7日0時から8日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 200ミリ
  福岡県 250ミリ
  佐賀県 250ミリ
  長崎県 250ミリ
  大分県 250ミリ
  熊本県 250ミリ
 
 7日0時から9日0時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 200から300ミリ
  福岡県 250から350ミリ
  佐賀県 250から350ミリ
  長崎県 250から350ミリ
  大分県 250から350ミリ
  熊本県 250から350ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に最大級の警戒をし、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。また落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
  
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、7日05時30分頃に発表する予定です。