大雨と突風に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報 第22号
令和2年 7月 5日16時30分 鹿児島地方気象台発表
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、6日にかけて土砂災害に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
九州南部にある梅雨前線は、6日にかけて九州北部地方付近まで北上する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため、薩摩、大隅地方では5日夜のはじめ頃から6日昼前にかけて非常に激しい雨が降り、種子島・屋久島地方では6日夕方にかけて激しい雨が降る見込みです。これまでの記録的な大雨で地盤が緩んでおり、今後予想される大雨により土砂災害の危険度が更に高まるおそれがあります。
また、6日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
7月2日19時から5日16時までの総降水量(アメダス速報値)
鹿屋市吉ケ別府 387.5ミリ
鹿屋市寿 379.5ミリ
さつま町紫尾山 366.0ミリ
指宿 365.0ミリ
伊佐市大口 363.0ミリ
<雨の予想>
5日18時から6日18時までの予想降水量(いずれも多い所)
1時間降水量
薩摩、大隅地方 60ミリ
種子島・屋久島地方 40ミリ
24時間降水量
薩摩、大隅地方 250ミリ
種子島・屋久島地方 180ミリ
6日18時から7日18時までの予想降水量(いずれも多い所)
24時間降水量
薩摩、大隅地方 100から150ミリ
種子島・屋久島地方 50から100ミリ
<防災事項>
警戒事項:土砂災害
注意事項:低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
桜島では、土石流に注意してください。
今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の府県気象情報は5日23時30分頃に発表する予定です。