大雨と突風に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報 第21号
令和2年 7月 5日11時07分 鹿児島地方気象台発表

 大隅、種子島・屋久島地方では引き続き6日にかけて、薩摩地方では5日昼過ぎから土砂災害に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  梅雨前線は6日にかけて九州付近に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  このため、薩摩、大隅地方では5日夜のはじめ頃から6日朝にかけて非常に激しい雨が降り、種子島・屋久島地方では6日昼過ぎにかけて非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。これまでの記録的な大雨で地盤が緩んでおり、今後予想される大雨により土砂災害の危険度が更に高まるおそれがあります。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
 7月2日19時から5日11時までの総降水量(アメダス速報値)
  鹿屋市寿       367.5ミリ
  鹿屋市吉ケ別府    361.0ミリ
  指宿         353.0ミリ
  出水         332.5ミリ
  伊佐市大口      328.5ミリ
  さつま町紫尾山    328.5ミリ
  阿久根        307.5ミリ
 
 <雨の予想>
 5日12時から6日12時までの予想降水量(いずれも多い所)
  1時間降水量
   薩摩、大隅地方    60ミリ
   種子島・屋久島地方  50ミリ
  24時間降水量
   薩摩、大隅地方   250ミリ
   種子島・屋久島地方 180ミリ
 
 6日12時から7日12時までの予想降水量(いずれも多い所)
  24時間降水量
   薩摩、大隅地方   100から200ミリ
   種子島・屋久島地方 100から150ミリ
 
  <防災事項>
  警戒事項:土砂災害
  注意事項:低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風 
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
  桜島では、土石流に注意してください。
 
  今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の府県気象情報は5日16時30分頃に発表する予定です。