大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報 第6号
令和2年 7月 5日16時43分 岐阜地方気象台発表

 岐阜県では、梅雨前線の活動が次第に活発となるため、5日夜遅くから6日にかけて激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が西日本から東日本に停滞しています。前線は太平洋高気圧が強まるため7日にかけて次第に北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が次第に活発となる見込みです。
  岐阜県では、5日夜遅くから6日にかけて激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、雨の降り方によっては土砂災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
  梅雨前線は8日頃にかけて本州付近に停滞するため、大雨が断続的に続く可能性があります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(3日13時00分)から5日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     揖斐川 146.5ミリ
   本巣市樽見 130.0ミリ
   下呂市宮地 129.5ミリ
     関ケ原 123.0ミリ
   高山市船山 121.0ミリ
 
 [雨の予想]
 5日から6日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 40ミリ
  飛騨地方 40ミリ
 5日18時から6日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 180ミリ
  飛騨地方 180ミリ
 5日18時から7日18時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 300から400ミリ
  飛騨地方 300から400ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報」は、6日6時頃に発表する予定です。