大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第8号
令和2年 7月 5日05時14分 気象庁予報部発表

 3日からの大雨により熊本県では氾濫している河川があり、西日本や東日本では地盤の緩んでいる所があります。6日にかけて非常に激しい雨が降るおそれもあるため、河川の増水や氾濫、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が西日本から東日本に停滞しています。前線は5日は西日本や東日本の太平洋側にほとんど停滞しますが、6日には太平洋高気圧が強まるため、次第に北上するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動の活発な状態が続く見込みです。
 
 [防災事項]
  3日からの大雨により熊本県では氾濫している河川があり、西日本や東日本では地盤の緩んでいる所があります。
  西日本から東日本では6日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があり、特に増水や氾濫している河川、地盤の緩んでいる所では警戒が必要です。
  梅雨前線は8日頃にかけても西日本から東日本に停滞するため、大雨が続くおそれがあります。
 
  6日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州南部         200ミリ
   東海地方         150ミリ
   九州北部地方、四国地方、近畿地方
                100ミリ
   関東甲信地方        80ミリ
  7日06時までの48時間に予想される雨量は、多い所で、
   東海地方    300から450ミリ
   九州南部    300から400ミリ
   九州北部地方、四国地方
           200から400ミリ
   近畿地方    200から300ミリ
   関東甲信地方  150から250ミリ
   中国地方    100から150ミリ
  の見込みです。
  
  河川の増水や氾濫、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒・注意してください。
  また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は5日17時頃に発表する予定です。