大雨と突風に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報 第19号
令和2年 7月 4日16時12分 鹿児島地方気象台発表
種子島・屋久島地方では5日朝から、薩摩、大隅地方では5日昼前から土砂災害に警戒してください。また、5日は落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
梅雨前線は5日にかけて九州付近に停滞する見込みです。この前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
このため、種子島・屋久島地方では5日にかけて非常に激しい雨や激しい雨、薩摩、大隅地方では5日朝から激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所があり土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
また、5日は落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
<雨の実況>
降りはじめからの総降水量は300ミリを超えている所があります。
7月2日19時から4日16時までの総降水量(アメダス速報値)
鹿屋市寿 349.5ミリ
鹿屋市吉ケ別府 346.5ミリ
出水 329.0ミリ
伊佐市大口 325.0ミリ
さつま町紫尾山 322.5ミリ
<雨の予想>
4日18時から5日18時までの予想降水量(いずれも多い所)
1時間降水量
薩摩地方 40ミリ
大隅地方 40ミリ
種子島・屋久島地方 50ミリ
24時間降水量
薩摩地方 120ミリ
大隅地方 120ミリ
種子島・屋久島地方 200ミリ
5日18時から6日18時までの予想降水量(いずれも多い所)
24時間降水量
薩摩、大隅地方 100から200ミリ
種子島・屋久島地方 100から150ミリ
<防災事項>
警戒事項:土砂災害
注意事項:低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
桜島では、土石流に注意してください。
今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の府県気象情報は5日05時30分頃に発表する予定です。