大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第6号
令和2年 7月 5日05時59分 気象庁予報部発表
関東甲信地方では、6日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、伊豆諸島では竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が西日本から東日本に停滞しています。5日は前線が西日本や東日本の太平洋側にほとんど停滞しますが、6日は太平洋高気圧が強まるため、次第に北上するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、6日にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。
また、伊豆諸島では、6日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[防災事項]
関東甲信地方では、6日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。特に、これまでの大雨により雨量が多くなった地域では、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
また、伊豆諸島では、6日にかけて、竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[雨の予想]
5日から6日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 40ミリ
関東地方南部 30ミリ
甲信地方 30ミリ
伊豆諸島 30ミリ
5日6時から6日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 80ミリ
関東地方南部 80ミリ
甲信地方 80ミリ
伊豆諸島 100ミリ
その後、6日6時から7日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部 50から100ミリ
関東地方南部 100から200ミリ
甲信地方 100から200ミリ
伊豆諸島 100から150ミリ
[補足事項]
今後気象台が発表する早期注意情報、警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、5日16時頃に発表する予定です。