大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報　第５号
令和２年　７月　４日１６時００分　気象庁予報部発表

　関東甲信地方では、５日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

　［気象状況と予想］
　　梅雨前線が西日本から東日本に停滞し、前線上の低気圧が西日本を東北東に進んでいます。前線は５日にかけて引き続き停滞し、前線上の低気圧は４日から５日にかけて西日本、東日本を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では、５日にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
　
　［防災事項］
　　関東甲信地方では、５日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
　　また、５日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
　
　＜雨の予想＞
　４日から５日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　関東地方北部　４０ミリ
　　関東地方南部　２０ミリ
　　甲信地方　　　３０ミリ
　　伊豆諸島　　　３０ミリ
　
　４日１８時から５日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　関東地方北部　５０ミリ
　　関東地方南部　７０ミリ
　　甲信地方　　　８０ミリ
　　伊豆諸島　　　８０ミリ
　
　その後、５日１８時から６日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　関東地方北部　　５０から１００ミリ
　　関東地方南部　１００から１５０ミリ
　　甲信地方　　　１００から１５０ミリ
　　伊豆諸島　　　１００から１５０ミリ
　の見込みです。
　
　［補足事項］
　　今後気象台が発表する早期注意情報、警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
　　次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、５日６時に発表する予定です。