大雨と雷及び突風に関する東海地方気象情報 第5号
令和2年 7月 5日04時36分 名古屋地方気象台発表
東海地方では、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があります。5日夜のはじめ頃から土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。
[気象概況]
梅雨前線が西日本から東日本に停滞しています。この前線は7日にかけて次第に北上し、6日から7日にかけて活動が活発となる見込みです。
東海地方では、現在小康状態となっていますが、5日昼過ぎから再び雨が強まり、7日にかけて激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。また、東海地方では、南から南西の斜面を中心に降水量が多くなっており、地盤の緩んでいる所があります。特に静岡県では、降り始めからの降水量が250ミリを超えている所があります。
[雨の実況]
降り始め(3日11時00分)から5日4時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
岐阜県
揖斐川 146.5ミリ
本巣市樽見 128.5ミリ
下呂市宮地 127.0ミリ
愛知県
豊根村茶臼山 163.5ミリ
豊田市阿蔵町 100.5ミリ
新城市作手高里木戸口 100.0ミリ
三重県
御浜 160.0ミリ
熊野新鹿 144.0ミリ
尾鷲 105.0ミリ
静岡県
伊豆市天城山 260.0ミリ
川根本町 213.0ミリ
静岡市井川 193.5ミリ
[雨の予想]
5日から6日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
愛知県 50ミリ
岐阜県 40ミリ
三重県 40ミリ
静岡県 50ミリ
5日6時から6日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
愛知県 100ミリ
岐阜県 80ミリ
三重県 80ミリ
静岡県 150ミリ
5日6時から7日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
愛知県 300から400ミリ
岐阜県 250から350ミリ
三重県 100から200ミリ
静岡県 300から450ミリ
[防災事項]
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する東海地方気象情報」は、5日16時頃に発表する予定です。