大雨と雷及び降ひょうに関する山梨県気象情報 第2号
令和2年 7月 3日17時21分 甲府地方気象台発表
山梨県では、4日未明から4日夕方にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
[気象概況と予想]
梅雨前線が東シナ海から九州を通って伊豆諸島にのびています。前線は、4日にかけて西日本から東日本に停滞し、前線上の低気圧が3日夜までに発生し、4日朝にかけて、近畿地方から関東地方を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、山梨県では、4日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となるでしょう。
[防災事項]
<大雨・雷>
山梨県では、4日未明から4日夕方にかけては雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。暖かく湿った空気の流れ込みが、現在の予想以上に強まった場合には、警報級の大雨となる可能性があります。特に、6月30日から7月1日にかけての大雨により地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
また、4日は落雷、突風に注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[量的予想]
<雨の予想>
7月4日未明から4日夕方にかけて、1時間に30ミリの激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
峡南地域 130ミリ
中北地域、富士五湖 110ミリ
東部、峡東地域 90ミリ
の見込みです。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び降ひょうに関する山梨県気象情報」は4日6時頃に発表する予定です。