大雨と落雷及び突風に関する高知県気象情報 第4号
令和2年 7月 4日05時22分 高知地方気象台発表
高知県では引き続き4日昼過ぎにかけて低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
梅雨前線が東シナ海から九州を通って伊豆諸島にのびています。前線は5日にかけて西日本から東日本に停滞する見込みです。また、東シナ海にある前線上の低気圧が4日にかけて西日本を通過するでしょう。
高知県では、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、4日昼過ぎにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
これまでの予想より降水量が少ないため、東部で警報となる可能性は低くなっていますが、九州から四国の南海上にのびる発達した雨雲の動き次第では、高知県全域で警報級の大雨となるおそれがあります。
4日夜から5日朝にかけては、雨は小康状態となりますが、その後前線の活動が再び活発となる見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、今後予想される雨の降り方によっては、土砂災害の危険度が更に高まるおそれがあります。
[雨の実況]
降り始め(3日6時00分)から4日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
馬路村魚梁瀬 228.0ミリ
土佐清水市三崎 147.0ミリ
室戸市佐喜浜 146.5ミリ
四万十市中村 135.5ミリ
清水 119.0ミリ
[雨の予想]
高知県では、4日昼前にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
中部 60ミリ
東部 60ミリ
西部 40ミリ
4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
中部 100ミリ
東部 120ミリ
西部 80ミリ
その後、5日6時から6日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
中部 100から150ミリ
東部 100から150ミリ
西部 100から150ミリ
[防災事項]
低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意・警戒してください。
落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安
全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「高知県気象情報」は、4日11時30分頃に発表する予定です。