大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第6号
令和2年 7月 4日05時38分 福岡管区気象台発表

 熊本県の天草・芦北地方、球磨地方、宇城八代では、これまでに経験したことのないような大雨となっている所があります。土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。

 熊本県の天草・芦北地方、球磨地方、宇城八代に大雨特別警報を発表しました。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。
 
  九州北部に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定となっています。九州北部地方では、熊本県を中心に4日朝にかけて局地的に雷を伴った猛烈な雨が降り、昼前にかけて土砂災害の危険度が高い状態が続く見込みです。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(7月3日0時00分)から7月4日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   熊本県 水俣 404.0ミリ
 
 <雨の予想>
 4日に予想される1時間降水量は、多い所で、
  熊本県 80ミリ
 
 4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
  熊本県 180ミリ
 
 その後、5日6時から6日6時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
  熊本県 100から200ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水に最大級の警戒をしてください
 。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づ
 く兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してくだ
 さい。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ
 」などを確認してください。
 
  次の情報は、4日11時30分頃に発表する予定です。