大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第4号
令和2年 7月 4日03時46分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、4日昼前にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  梅雨前線は、九州北部地方をゆっくりと北上しながら活動が活発となっています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となっています。前線は、4日朝にかけて九州北部地方をゆっくり北上した後は南下を始め、夜には九州南部で停滞する見込みです。
  このため、九州北部地方では4日昼前にかけて局地的に雷を伴い激しい雨や猛烈な雨が降り、熊本県では3日0時の降り始めからの雨量が250ミリを超える大雨となっている所があります。
  また、6月30日までの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まっている所もあります。
  熊本県では、4日昼前にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 
 <雨の実況>
 7月3日00時から4日03時までの総降水量(アメダス速報値)
 熊本県
  水俣      289.0ミリ
  天草市牛深   277.5ミリ
  球磨村一勝地  238.5ミリ
 
 <雨の予想>
 4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  大分県 30ミリ
  熊本県 80ミリ
 
 4日06時から5日06時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  大分県  80ミリ
  熊本県 150ミリ
 
 その後、5日06時から6日06時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 大分 100から150ミリ
 熊本 100から200ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
  
  次の情報は、4日15時30分頃に発表する予定です。