大雨に関する関東甲信地方気象情報 第1号
令和2年 7月 3日05時18分 気象庁予報部発表

 関東甲信地方では、4日未明から朝にかけて雷を伴った激しい雨が降り、4日にかけて大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が華中から東シナ海を通って日本の南にのびています。
  梅雨前線は、4日にかけて関東地方まで北上して活動が活発となり、4日は梅雨前線上の低気圧が東日本を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  関東甲信地方では、3日は次第に雨となり、4日未明から朝にかけては雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。暖かく湿った空気の流れ込みが、現在の予想以上に強まった場合には、警報級の大雨となる可能性があります。特に、6月30日から7月1日にかけての大雨により雨量が多くなった地域では、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
  また、4日にかけて、落雷、突風に注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
 
 [雨の予想]
 4日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  30ミリ
  関東地方南部  40ミリ
  甲信地方    30ミリ
  伊豆諸島    40ミリ
 
 3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  60ミリ
  関東地方南部 100ミリ
  甲信地方   100ミリ
  伊豆諸島   100ミリ
 
 その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部  50から100ミリ
  関東地方南部 100から200ミリ
  甲信地方   100から150ミリ
  伊豆諸島    50から100ミリ
 
 [補足事項]
  今後発表する早期注意情報、警報、注意報、気象情報に留意してください。
  次の「大雨に関する関東甲信地方気象情報」は3日16時頃に発表する予定です。