大雨に関する東海地方気象情報 第1号
令和2年 7月 3日03時53分 名古屋地方気象台発表

 東海地方では、3日夜のはじめ頃から4日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。特に、1日までに降った大雨により、雨量の多かった地域では、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

 [気象概況]
  梅雨前線が華中から東シナ海を通って日本の南にのびています。3日から4日にかけて梅雨前線が北上し、東日本に停滞する見込みです。また、4日は前線上の低気圧が東日本の太平洋側を通過するでしょう。東海地方では、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となり、3日夜のはじめ頃から4日にかけて、雷を伴った激しい雨や局地的には非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
  特に、1日までに降った大雨により、雨量の多かった地域では、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
  
 [雨の予想]
 3日から4日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 50ミリ
  岐阜県 40ミリ
  三重県 40ミリ
  静岡県 50ミリ
 3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 120ミリ
  岐阜県 120ミリ
  三重県 150ミリ
  静岡県 150ミリ
 その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  愛知県 100から150ミリ
  岐阜県 50から100ミリ
  三重県 50から100ミリ
  静岡県 100から200ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、突風、降ひょうに注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨に関する東海地方気象情報」は、3日16時頃に発表する予定です。