大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第6号
令和2年 7月 1日16時17分 気象庁予報部発表

 低気圧や前線の影響により、東日本では2日昼前にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうにも注意してください。

 [気圧配置など]
  低気圧が日本海中部にあって東北東へ進んでいます。前線が北陸地方から東海地方を通って東シナ海にのびており、2日朝にかけて関東地方や伊豆諸島を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本太平洋側では大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。
  
 [防災事項]
  東日本を中心に雷を伴った激しい雨の降っている所があり、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。
  東海地方では1日夜遅くにかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、関東地方では2日明け方にかけて、伊豆諸島では2日昼前にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  2日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
   東海地方、伊豆諸島  150ミリ
   関東地方       100ミリ
  の見込みです。
 
  土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。特に東海地方では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、更に総雨量が多くなるため、土砂災害に厳重に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は2日5時頃に発表する予定です。