大雨と突風に関する奄美地方(鹿児島県)気象情報 第5号
令和2年 7月 1日14時25分 名瀬測候所発表

 奄美地方北部では、1日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。また、奄美地方では1日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  奄美地方に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
  このため、北部と南部では1日夕方にかけて局地的に雷を伴い激しい雨が降るでしょう。また、奄美地方では、1日夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  1日14時00分の気象レーダー観測では、奄美地方北部にかかっていた発達した雨雲は東海上に抜けましたが、これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の発生するおそれがあります。引き続き土砂災害に警戒してください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(6月30日18時00分)から7月1日14時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
    奄美市名瀬 151.0ミリ
    奄美市笠利 144.0ミリ
       天城 103.0ミリ
 
 <雨の予想>
  1日15時から2日15時までの予想降水量(多い所)
        1時間降水量 24時間降水量
  北部・南部 30ミリ   80ミリ
 
 <防災事項>
  警戒事項:土砂災害
  注意事項:低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報などに十分留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては「気象庁ホームページ」など最新情報をご利用ください。
 
  次の気象情報は、1日16時30分頃に発表する予定です。