大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第5号
令和2年 7月 1日04時55分 気象庁予報部発表

 低気圧や前線の影響により、東日本太平洋側を中心に2日昼前にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうにも注意してください。

 [気圧配置など]
  低気圧が日本海西部にあって東北東へ進み、寒冷前線が西日本付近を東へ進んでいます。2日にかけて、低気圧は日本海を東北東へ進み、寒冷前線は東へ進んで東日本から北日本を通過する見込みです。
  低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
  
 [防災事項]
  東日本太平洋側では、所々で激しい雨が降っており、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。
  東日本太平洋側を中心に、2日昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。1日昼前にかけては、局地的に非常に激しい雨の降る所がある見込みです。
  2日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
   東海地方    200ミリ
   伊豆諸島    150ミリ
   関東甲信地方  120ミリ
   東北地方     70ミリ
 の見込みです。
 
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は1日17時頃に発表する予定です。