大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号
令和2年 6月30日16時43分 気象庁予報部発表

 発達中の低気圧や前線の影響により、西日本では7月1日朝にかけて、東日本では2日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。特に東海地方では局地的に記録的な大雨となるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

 [気圧配置など]
  発達中の低気圧が日本海西部にあって東北東へ進んでいます。温暖前線が東日本にのびており、1日朝には津軽海峡付近まで北上し、寒冷前線が1日夜にかけて、西日本から北日本を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。
  
 [防災事項]
  西日本や東日本の太平洋側では所々で非常に激しい雨や激しい雨が降っており、大雨となっている所があります。西日本では1日朝にかけて、東日本では2日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。特に東海地方では局地的に総雨量がかなり多くなり、記録的な大雨となるおそれがあります。
  1日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   東海地方         400ミリ
   近畿地方、関東甲信地方  200ミリ
   九州南部、伊豆諸島    150ミリ
   四国地方         120ミリ
   北陸地方          80ミリ
  その後、2日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   伊豆諸島    100から150ミリ
   東海地方     50から100ミリ
  の見込みです。
 
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は1日5時頃に発表する予定です。