大雨と突風に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報 第10号
令和2年 6月30日16時26分 鹿児島地方気象台発表

 大隅地方では引き続き土砂災害に厳重に警戒してください。薩摩地方では30日夜遅くまで、種子島・屋久島地方では30日夜のはじめ頃から土砂災害に警戒してください。

  日本海西部にある低気圧から九州北部地方へ前線がのびています。九州南部では、暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となっています。この前線は7月1日朝には九州南部まで南下する見込みです。
  このため、薩摩、大隅地方では、30日夜のはじめ頃まで局地的に雷を伴った激しい雨が降り、種子島・屋久島地方では7月1日朝まで局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。
  大隅地方では、降り始めからの総降水量が250ミリを超えている所があり、地盤が非常に緩んでいます。
  また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
 6月29日09時から30日16時までの総降水量(アメダス速報値)
  鹿屋市吉ケ別府    253.5ミリ
  霧島市福山町牧之原  214.5ミリ
  屋久島町小瀬田    211.0ミリ
  薩摩川内市八重山   202.0ミリ
  さつま町紫尾山    182.5ミリ
 
 <雨の予想>
 30日18時から7月1日18時までの予想降水量(いずれも多い所)
  1時間降水量
   薩摩地方       30ミリ
   大隅地方       30ミリ
   種子島・屋久島地方  50ミリ
  24時間降水量
   薩摩地方       50ミリ
   大隅地方       80ミリ
   種子島・屋久島地方 150ミリ
 
 <防災事項>
  厳重警戒:土砂災害
  注意事項:低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
  桜島では、土石流に注意してください。
  
  今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の府県気象情報は、30日23時頃に発表する予定です。