大雨と突風に関する鹿児島県(奄美地方を除く)気象情報 第8号
令和2年 6月30日11時17分 鹿児島地方気象台発表
薩摩、大隅地方では引き続き土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。種子島・屋久島地方では、30日夕方から土砂災害に警戒してください。
朝鮮半島にある低気圧から九州北部地方へのびる前線が、30日夜にかけて九州南部まで南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
薩摩、大隅地方では、これまでの大雨で地盤が非常に緩んでいる所があり、さらに30日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が断続的に降るため、土砂災害の危険度が非常に高くなる所が広がる見込みです。
また、種子島・屋久島地方では、7月1日朝にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる見込みです。
薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
6月29日09時から30日11時までの総降水量(アメダス速報値)
鹿屋市吉ケ別府 222.0ミリ
薩摩川内市八重山 181.0ミリ
霧島市福山町牧之原 174.5ミリ
屋久島町小瀬田 167.5ミリ
さつま町紫尾山 159.0ミリ
<雨の予想>
30日12時から7月1日12時までの予想降水量(いずれも多い所)
1時間降水量
薩摩地方 50ミリ
大隅地方 60ミリ
種子島・屋久島地方 70ミリ
24時間降水量
薩摩地方 150ミリ
大隅地方 180ミリ
種子島・屋久島地方 200ミリ
<防災事項>
厳重警戒:土砂災害
警戒事項:低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
注意事項:落雷や竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
桜島では、土石流に注意してください。
今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の府県気象情報は、30日16時30分頃に発表する予定です。