大雨と突風に関する九州南部・奄美地方気象情報　第５号
令和２年　６月３０日１０時５７分　鹿児島地方気象台発表

　九州南部では、３０日夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒し、３０日夕方にかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。

　　朝鮮半島にある低気圧から九州北部地方へのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では大気の状態が非常に不安定となっています。前線は３０日夜には、九州南部まで南下する見込みです。
　　このため、九州南部では局地的に雷を伴い３０日夜のはじめ頃にかけて非常に激しい雨が降る見込みです。
　　また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
　
　＜雨の実況＞
　６月２９日０９時から３０日１０時までの総降水量（アメダス速報値）
　鹿児島県（奄美地方を除く）
　　鹿屋市吉ケ別府　　　　２１４．０ミリ
　　薩摩川内市八重山　　　１７５．５ミリ
　　霧島市福山町牧之原　　１７１．５ミリ
　６月２９日１１時から３０日１０時までの総降水量（アメダス速報値）
　宮崎県
　　えびの市えびの　　１８６．０ミリ
　　日南市深瀬　　　　１６１．０ミリ
　　都城市菖蒲原町　　１４４．０ミリ
　
　＜雨の予想＞
　３０日１２時から７月１日１２時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　１時間降水量
　　　鹿児島県（奄美地方を除く）　　７０ミリ
　　　宮崎県　　　　　　　　　　　　６０ミリ
　　２４時間降水量
　　　鹿児島県（奄美地方を除く）　２００ミリ
　　　宮崎県　　　　　　　　　　　１５０ミリ
　
　＜防災事項＞
　　厳重警戒：土砂災害
　　警戒事項：低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
　　注意事項：落雷や竜巻などの激しい突風
　　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　
　　今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　
　　次の地方気象情報は３０日１６時頃に発表する予定です。