大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第5号
令和2年 6月27日16時24分 気象庁予報部発表

 西日本では28日昼前にかけて、関東甲信地方では28日未明から29日明け方にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降って大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が華中から九州付近を通って、日本の東にのびています。前線は28日にかけて九州から東日本太平洋側に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため前線の活動は活発となり、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  
 [防災事項]
  九州北部地方や九州南部では、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となっている所があります。
  九州北部地方や四国地方では28日朝にかけて、九州南部では28日昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、特に九州南部では28日未明から28日朝にかけて猛烈な雨が降る所があり、大雨となるでしょう。また関東甲信地方では28日未明から29日明け方にかけて、激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
  28日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州南部         250ミリ
   四国地方、九州北部地方  180ミリ
   関東甲信地方       120ミリ
  その後、29日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   関東甲信地方   50から100ミリ
 の見込みです。 
  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は28日5時頃に発表する予定です。