大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号
令和2年 6月27日05時15分 気象庁予報部発表

 梅雨前線の活動が活発となるため、四国地方、九州北部地方、九州南部では28日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。

 [気圧配置など]
  梅雨前線が東シナ海から九州付近を通って、伊豆諸島付近にのびています。
 前線は28日にかけて、東日本太平洋側から九州付近にほとんど停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。
  
 [防災事項]
  四国地方、九州北部地方、九州南部では27日は雷を伴った激しい雨が降り、28日は雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
 
  28日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   四国地方        170ミリ
   九州北部地方      180ミリ
   九州南部        200ミリ
  その後、29日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   四国地方    50から100ミリ
   九州北部地方    およそ50ミリ
   九州南部   100から150ミリ 
  の見込みです。 
 
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は27日17時頃に発表する予定です。