大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号
令和2年 6月26日16時42分 気象庁予報部発表

 東日本では26日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、九州では27日から再び前線の活動が活発化し、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷、降ひょうにも注意してください。

 [気圧配置など]
  前線が東シナ海から日本付近を通って日本の東にのびています。また、前線上の日本海中部には低気圧があって、東北東に進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本では26日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。
  前線は28日にかけて、東日本太平洋側から九州付近にほとんど停滞し、27日から28日にかけて再び前線の活動が活発となる見込みです。
 
 [防災事項]
  北陸地方を中心に、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。また、東日本では26日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
 
  九州北部地方では27日朝から雷を伴った激しい雨が降り、28日は九州北部地方を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。前線の位置と活動状況によっては、九州南部でも大雨のおそれがあります。
  27日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方       80ミリ
  その後、28日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
   九州北部地方 100から200ミリ
  の見込みです。
  
  土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理に注意してください。
 
 [補足事項等]
  地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は27日5時頃に発表する予定です。