大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第4号
令和2年 6月25日21時39分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、26日明け方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、26日昼過ぎにかけて土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。

  対馬海峡付近にある梅雨前線が26日夜には九州南部まで南下する見込みです。このため、九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となり、26日昼前にかけて断続的に激しい雨が降り25日夜遅くから26日朝にかけては非常に激しい雨が降るおそれがあります。
  これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。26日明け方にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。
  26日昼過ぎにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
 
 <雨の実況>
   降り始め(24日18時00分)から25日21時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  福岡県  福岡市早良脇山   97.0ミリ
  佐賀県  伊万里      181.0ミリ
  長崎県  佐世保市干尽町  284.0ミリ
  
 <雨の予想> 
 25日から26日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  佐賀県 60ミリ
  長崎県 60ミリ
  熊本県 60ミリ
  福岡県 50ミリ
 
 25日21時から26日21時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  佐賀県 150ミリ
  長崎県 150ミリ
  熊本県 150ミリ
  福岡県 120ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、26日05時30分頃に発表する予定です。