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じしん・つなみ・かざん
地震(じしん)、津波、火山
しつもん 地震(じしん)はどうして起こるの?
かいとう すなばで地面を掘っていくとだんだんかたくなっていきますね。もっと掘っていくと石や岩がでてきます。数kmほどの深さになると硬い岩石ばかりになります。この硬い岩石はまわりからぎゅうぎゅう押されていますが、ある時、ある面をさかいに岩石どうしが急にずれることがあります。これが地震の正体です。
岩石どうしが急にずれると、池に小石を落としたときの波紋のように、そのずれが波となって周りに広がっていきます。私たちの足下にまで波が届くと私たちの体や家が揺れ、どこかで地震が起きたことがわかります。
それでは何故、地下にある岩石はまわりからぎゅうぎゅうと押されているのでしょうか?
まずは、地球の中がどうなっているかをお話します。地球の内部は、ゆでたまごをきったときのように見えます。たまごの黄身の部分は核(かく)と呼ばれ、とても熱くなっています。たまごの白身の部分はマントルと呼ばれ、核(かく)の熱によって中心から外側にむかって、とてもゆっくりと移動しています(マントル対流とよばれています)。また、たまごの殻(から)にあたる部分が「プレート」と呼ばれる、かたく大きな岩板で、移動するマントルに乗ったままこれもゆっくりと移動しています。地球の表面は十数枚のプレートにおおわれており、それぞれのプレートは1年間に数センチメートルという速さで移動しています。このため、プレート同士がぶつかりあったり、一方のプレートがもう一方のプレートの下にすれちがい、もぐり込んでいったりします。ふだん私たちが住んでいる大地が動いているなんてびっくりしますよね。
例えば、プレート同士がすれちがっているところでは、もぐり込んでいるプレートがもう一方のプレートをどんどん下に地震(じしん)はどうして起こるの?②引きずっていきます。これが進むとついには引きずられたプレートは元にもどろうとしてはねあがります。これが海でおこるプレート境界型とよばれる地震です。このほか、プレートの中に力が加わることによりプレート自体が割れたりして発生する地震もあります。陸の浅いところでこのタイプの大きな地震がおこると大きな被害をもたらすことがあります。
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