はれるんライブラリー
しつもん&かいとう
しつもんへ移動
てんきをしる
風、竜巻(たつまき)、雷(かみなり)、ひょう
しつもん どうして「ひょう」が降るの?
かいとう 「ひょう」は、寒い冬よりも、5月や10月など、春や秋に降ることが多いようです。
この時期、地面付近は暖かいのですが、上空には冬のような冷たい空気がやってくることもあります。このようなときに、入道雲(積乱雲:せきらんうん)が発達して、雷(かみなり)が鳴ったり「ひょう」が降ったりします。
積乱雲の中では、上昇気流(じょうしょうきりゅう)がとても強いので、小さな氷のつぶはなかなか下に落ちることができず、周りにある他のつぶとぶつかったりくっついたりして、もっともっと大きなつぶに成長します。
やがてその直径が2センチメートルぐらいになると、上昇気流が支えきれなくなり、落ちてくるのです。
ふつう氷のつぶは、落ちてくる間にとけて雨に変わりますが、このように大きくなった氷のつぶは、とけきらずに氷のまま落ちてくることがあります。
これが「ひょう」なのです。
「ひょう」の中には、みかんほどの大きさや、ソフトボールくらいの大きさになるものもあります。
夏は、上空の気温が他の季節より高く、氷ではなく水のつぶが雲になっていることも多いため、あまり「ひょう」は降りません。
また、冬は、他の季節より積乱雲が発達しにくいので「ひょう」ができにくいと言われています。
このため、春や秋に「ひょう」が降ることが多いのです。
もどる しつもんいちらんのトップへ
All Rights Reserved, Copyright (c) Japan Meteorological Agency
とじる