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気象衛星(運輸多目的衛星※)のカメラが映すことのできる限界、解像度(かいぞうど)のためです。
気象衛星(運輸多目的衛星※)は地球の上空3万6000キロメートルという遠いところから地球を写しているので、カメラの性能上、地上から見ることのできるわた雲(積雲:せきうん)やひつじ雲(高積雲:こうせきうん)などの小さな雲は、写すことができないのです。
低気圧や前線、台風など、大きな雲のかたまりをもった現象を見ることはできますが、夏の夕立ちなど、せまい地域で短い時間に起きる現象を見ることは難しい、と言えるでしょう。
また、雲の高さは、地表付近から上空およそ1万メートルの巻雲(けんうん)までいろんな高さに位置しているので、上空に雲がかかっていると、その下にある雲がかくれて見えなくなることもあります。
※運輸多目的衛星:気象観測機能とともに航空管制機能を併せ持つ国土交通省の静止気象衛星、平成17年2月に打ち上げられた。
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