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火山の状況に関する解説情報: 霧島山(新燃岳)


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火山名  霧島山(新燃岳)  火山の状況に関する解説情報 第85号
平成30年 6月11日16時00分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 6月8日から6月11日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。
 新燃岳では活発な火山活動が続いています。
 新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石、及び新燃岳火口から概ね2kmの範囲では火砕流に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 新燃岳では、活発な火山活動が続いています。
 噴煙は白色で火口縁上概ね200m以下で経過し、最高で500mまで上がりました。
 
 8日に、新燃岳火口の北東側2.5km付近を震源とする火山性地震が29回発生するなど一時的に増加しましたが、9日以降は減少しています。この領域では、4月中旬以降地震が時々観測されています。
 新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、概ねやや多い状態で経過しています。浅い所を震源とする低周波地震も時々発生しています。火山性微動は観測されていません。
 
 6月8日からの火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
           火山性地震     火山性微動
  6月 8日      32回(29回)   0回
     9日      18回( 4回)   0回
    10日      15回( 2回)   0回
    11日15時まで  8回( 2回)   0回
      ()内は新燃岳火口の北東側2.5km付近を震源とする地震
 
 GNSS連続観測では、霧島山を挟む基線で、3月中旬以降、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びがみられていましたが、5月上旬から一部の基線でその伸びは鈍化しています。
 
 新燃岳では、活発な火山活動が続いていることから、今後の火山情報に注意してください。

2.防災上の警戒事項等
 弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 2011年と同様に爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。また、地元自治体等が発表する火山ガスの情報にも留意してください。
 なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 

 <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>