高潮及び潮位に関する情報の改善について

報道発表日

令和2年8月19日

概要

 高潮及び潮位に関する各種情報を以下のとおり改善します。これにより早めの警戒を呼びかけられるようになるほか、過去の高潮事例と比較することで危機感をわかりやすく伝えます。
・5日先までの高潮の警報級の可能性を用いてバーチャートを延長して提供(令和2年8月)
・最高潮位の統計値(1位~10位)の提供(令和2年9月)
・潮位観測情報に掲載するグラフの改善(令和3年3月予定)

本文

 近年、台風による高潮被害が相次いで発生しています※1。市町村の早めの防災対応、住民自らの避難判断に資するよう、「防災気象情報の伝え方に関する検討会」※2での情報充実を早急に図るべきとの指摘も踏まえ、今年度、高潮及び潮位に関する各種情報の改善を下記のとおり行います。
※1 平成30年台風第21号:関西地方(特に大阪府、兵庫県)、令和元年房総半島台風(令和元年台風第15号):関東地方(特に神奈川県)
※2 https://www.jma.go.jp/jma/kishou/shingikai/kentoukai/tsutaekata/tsutaekata_kentoukai.html

  1. より早い段階で高潮に備えられるよう、8月26日から、日本付近に警報級の災害をもたらすおそれがある台風の接近・通過が予想される場合に、5日先までの高潮の警報級の可能性を、図形式の気象情報等により分かりやすいバーチャートで提供します。(別紙1)
  2. 高潮に関する防災活動に資するため、気象庁検潮所における最高潮位の統計値(高い方から1~10位の値)について9月23日に新たに提供いたします。(別紙2)
  3. 台風の移動が速く潮位が短時間で急激に変化した平成30年台風第21号での高潮災害以降、防災上の観点から、高潮の監視・予測には3分平均値を使用しています。このため、気象庁ホームページの「潮位観測情報」に掲載しているグラフについても、令和3年3月に3分平均値へ変更する予定です。

問合せ先

バーチャートに関すること
 気象庁予報部予報課 原・松尾
 電話:03-3212-8341(内線2240・3190) FAX:03-3211-8303
最高潮位の統計値・潮位観測情報の改善に関すること
 地球環境・海洋部 海洋気象課 林原・伊藤
 電話03-3212-8341(内線5126・5154) FAX 03-3211-3047

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