平成31年4月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
令和元年5月14日
概要
平成31年4月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
- 全国の地震活動
全国で震度5弱以上を観測する地震、被害を伴う地震はありませんでした。
全国で震度3以上を観測した地震の回数は9回で、このうち、最大震度4以上を観測した地震は1回でした。日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は95回でした。
- 全国の地震活動
- 火山活動
警報・予報事項に変更のあった火山は以下の通りです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません。
吾妻山では、火口から概ね 1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、22 日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。その後、火山活動の活発化が再び認められたことから、5月9日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
阿蘇山では、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあると判断したため、14 日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
草津白根山(本白根山)では、火口から概ね1km の範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、えびの高原の硫黄山周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると判断したため、18 日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
霧島山(新燃岳)では、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったと判断したため、5日に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引き下げました。
問い合わせ先
地震:地震火山部 管理課 担当 原田 電話 03-3212-8341(内線 4581)FAX 03-3212-2857
火山:地震火山部 火山課 担当 高木 電話 03-3212-8341(内線 4538)FAX 03-3212-3648
資料全文
- 平成31年4月の地震活動及び火山活動について[PDF形式: 485KB]
- 別紙1(日本の主な地震活動)[PDF形式: 858KB]
- 別紙2(世界の主な地震活動)[PDF形式: 912KB]
- 別紙3(日本の主な火山活動)[PDF形式: 573KB]
- 別紙4(世界の主な火山活動)[PDF形式: 604KB]
参考資料
- 平成31年4月に震度1以上を観測した地震[PDF形式: 639KB]
- 平成31年4月に長周期地震動階級1以上を観測した地震[PDF形式: 299KB]
- 緊急地震速報の提供状況[PDF形式: 179KB]
国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。