平成31年2月21日21時22分頃の胆振地方中東部の地震について ~「平成30年北海道胆振東部地震」について(第11報)~

報道発表日

平成31年2月21日

本文

地震の概要
検知日時
(最初に地震を検知した時刻)
2月21日21時22分
発生日時
(地震が発生した時刻)
2月21日21時22分
マグニチュード5.8(暫定値;速報値5.7から更新)
場所および深さ胆振地方中東部、深さ33km(暫定値;速報値約30kmから更新)
発震機構東西方向に圧力軸を持つ型(速報)
震度【最大震度6弱】北海道厚真町(あつまちょう)で震度6弱、北海道安平町(あびらちょう)、むかわ町(むかわちょう)で震度5強を観測したほか、北海道から東北地方にかけて震度5弱~1を観測。

*今回の地震は「平成30年北海道胆振東部地震」の一連の活動と考えられます。

○ 防災上の留意事項

 この地震による津波の心配はありません。
 昨年9月6日に発生した平成30年北海道胆振東部地震の地震発生数は緩やかに減少していますが、今年に入って以降、今回の地震の前までで、最大震度1以上の地震が7回発生しています。北海道胆振東部地震の一連の活動は当分続きますので注意してください。
 今回発生した地震の周辺地域には、石狩低地東縁断層帯があることに留意してください。
 今回の地震で揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがありますので、地震活動や降雨・降雪の状況に十分注意してください。

○ 地震活動の状況

 今回の地震発生後、21日23時00分現在、震度1以上を観測した地震は発生していません。
 昨年9月6日の地震(M6.7、最大震度7)の発生後、最大震度4以上を観測した地震の回数は、最大震度6弱が1回、最大震度5弱が2回、最大震度4が21回となっています。
 昨年9月6日の地震(M6.7)の震源を含む南北約30kmの領域で地震活動が継続しており、今回の地震もその領域内で発生しました。

※地震回数は、後日の調査で変更になることがあります。

○ 長周期地震動の状況

 胆振地方中東部では、長周期地震動階級2を観測しました。これらの地域の高層ビル高層階では、物につかまらないと歩くことが難しい、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがあるなどの大きな揺れになった可能性があります。

○ 緊急地震速報の発表状況

 この地震に対し、地震検知から4.7秒後の21時22分51.1秒に緊急地震速報(警報)を発表しました。


図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁 地震津波監視課
電話 03-3284-1743

資料全文


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