「平成30年北海道胆振東部地震」について(第10報) ~平成30年10月5日08時58分頃の胆振地方中東部の地震について~

報道発表日

平成30年10月5日

本文

地震の概要
検知日時
(最初に地震を検知した時刻)
10月5日08時58分
発生日時
(地震が発生した時刻)
10月5日08時58分
マグニチュード5.2(暫定値;速報値5.3から更新)
場所および深さ胆振地方中東部、深さ31km(暫定値;速報値約30kmから更新)
発震機構東西方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)
震度【最大震度5弱】北海道厚真町(あつまちょう)、むかわ町(むかわちょう)、平取町(びらとりちょう)で震度5弱を観測、北海道から東北地方にかけて震度4~1を観測。

*今回の地震は「平成30年北海道胆振東部地震」の一連の活動と考えられます。

○ 防災上の留意事項

 この地震による津波の心配はありません。
 平成30年北海道胆振東部地震の地震発生数は緩やかに減少していますが、この1週間(9月29日から10月5日)でも、今回の地震を含め、最大震度4以上の地震が3回発生しています。こうした北海道胆振東部地震の一連の活動は当分続きますので注意してください。
 今回発生した地震の周辺地域には、石狩低地東縁断層帯があることに留意してください。また、強い揺れを伴う地震はいつ発生してもおかしくありませんので、家具の固定など日頃からの地震への備えを心がけてください。
 今回の地震で揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがありますので、復旧作業などを行う場合には、地震活動や降雨の状況に十分注意してください。また、前線や台風第25号の影響で6日から7日にかけて非常に強い風を伴い大雨となるおそれがあります。強風や大雨による土砂災害等に警戒してください。

○ 地震活動の状況

 9月6日の地震(M6.7)の発生以降、10月5日9時現在の地震の回数は、最大震度7が1回、最大震度5弱が2回、最大震度4が17回、最大震度3が33回、最大震度2が75回、最大震度1が159回、計287回となっています。
 9月6日の地震(M6.7)の震源を含む南北約30kmの領域で地震活動が継続しています。

※地震回数は、後日の調査で変更になることがあります。

○ 長周期地震動の状況

 胆振地方中東部では、長周期地震動階級1を観測しました。これらの地域の高層ビル高層階では、室内にいたほとんどの人が揺れを感じ、ブラインドなど吊り下げものが大きく揺れるなどの状況になった可能性があります。

○ 緊急地震速報の発表状況

 この地震に対し、地震検知から6.5秒後の08時59分0.4秒に緊急地震速報(警報)を発表しました。


図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁 地震津波監視課
電話 03-3284-1743

資料全文


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