平成30年6月18日07時58分頃の大阪府北部の地震について(第3報)
報道発表日
平成30年6月19日
概要
大阪府北部で発生した地震について、6月19日現在の地震活動、今後の気象の見通し及び気象庁の地方公共団体等への支援の状況についてお知らせします。
本文
○ 地震活動の状況
大阪府北部では活発な地震活動が続いています。
今回の地震発生後、19日15時00分現在、震度1以上を観測する地震が29回発生しています。
(震度4:1回、震度3:3回、震度2:8回、震度1:17回)
※地震回数は速報値で、後日の調査で変更になることがあります。
○ 今後の気象の見通し(大阪府・京都府南部)
- 今夜19日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、雨が降る見込みです。
- 明日20日は、梅雨前線が北上し停滞するため、明け方から昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。雨の降りやすい状況は、その後23日頃にかけて続く見込みです。
- 明日20日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で150ミリの見込みです。
- 明日20日の最高気温は、大阪市24度、京都市26度で、湿度が高く蒸し暑くなる見込みです。体調管理に留意してください。
○ JETT(気象庁防災対応支援チーム)の派遣
気象台職員を各地方公共団体等(大阪府、枚方市、箕面市、高槻市、茨木市、兵庫県、近畿地方整備局)災害対策本部に派遣し、気象の見通し等について解説・助言を実施(6/18~、のべ14名)。
なお、大阪府および枚方市については、19日夜間も気象庁職員が常駐し、解説を実施します。
※JETTは、大規模な自然災害等の際に地方公共団体等へ支援を行う国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の気象・地象情報提供班です。
○ 防災上の留意事項
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがありますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。
過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。特に地震発生から2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
<地震活動の状況について>
気象庁地震火山部 地震予知情報課 担当 宮岡
電話03-3212-8341(内線4576) FAX 03-3212-2807
<気象の見通しについて>
気象庁予報部 業務課 気象防災情報調整室 担当 大矢
電話03-3212-8341(内線3105) FAX 03-3284-0180
<地方公共団体の支援状況について>
気象庁総務部 企画課 防災企画室 担当 羽田・小寺
電話03-3212-8341(内線2361) FAX 03-3211-2032
資料全文
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平成30年6月18日07時58分頃の大阪府北部の地震について(第3報)[PDF形式: 44KB]
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(別紙1)大阪府北部の地震活動の最大震度別地震回数表(2018年6月19日15時現在)[PDF形式: 10KB]
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(別紙2)大阪府北部の地震(地震活動の状況・2018年6月19日15時現在)[PDF形式: 140KB]