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平成30年冬の天候の特徴とその要因について
~異常気象分析検討会の分析結果の概要~

報道発表日

平成30年3月5日

概要

 本日開催した異常気象分析検討会(定例会)において、平成30年冬(平成29年12月~平成30年2月)、日本に低温や大雪をもたらした大規模な大気の流れについて、その要因を分析し、見解をまとめました。

本文

天候の状況
 平成30年冬は、日本付近に強い寒気が流れ込むことが多かったため、全国的に気温が低くなりました。特に西日本の平均気温平年差は-1.2℃で、平均気温平年差-2.1℃を記録した1986年冬(1985年12月~1986年2月)以降の32年間では最も寒い冬となりました。
 寒気のピーク時には大雪となった所もあり、日本海側を中心に多くの地点で最深積雪が平年を上回りました。気象庁で積雪を観測している321地点中、17地点で過去の年最深積雪の記録(タイ記録を含む)を更新しました。

今冬の天候をもたらした要因
 今冬、日本に低温や大雪をもたらした要因は以下のとおりです。

・今冬、日本付近に強い寒気が流れ込むことが多かった要因としては、大気上層を流れる亜熱帯ジェット気流と寒帯前線ジェット気流が、日本付近では南に蛇行するとともに、冬型の気圧配置が強まったことが考えられます。

・亜熱帯ジェット気流が日本付近で南に蛇行した一因として、ラニーニャ現象の影響により、インドネシア付近の積雲対流活動が平年よりも活発だったことが考えられます。また、大西洋上空のジェット気流の持続的な蛇行の影響も考えられます。

・寒帯前線ジェット気流が日本付近で南に蛇行した一因として、ユーラシア大陸北部の寒帯前線ジェット気流の大きな蛇行により、大気上層の極うずが分裂して、東シベリアから日本の北方に南下したことが考えられます。

・ユーラシア大陸北部の寒帯前線ジェット気流の大きな蛇行の要因として、大西洋上空のジェット気流の持続的な蛇行や、バレンツ・カラ海(ロシア北西海上)付近の平年と比べて海氷がかなり少ない影響も考えられます。

平成30年冬の平均的な大気の流れに関する模式図
平成30年冬の平均的な大気の流れに関する模式図


詳細は下記の「資料全文」をご参照ください。

異常気象分析検討会(定例会)の議事概要は、後日、異常気象分析検討会のページに掲載します。

問い合わせ先

地球環境・海洋部 気候情報課 異常気象情報センター
    担当 新保  電話03-3212-8341(内線3158) FAX 03-3211-8406

資料全文


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