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平成30年1月下旬の寒波について
~シベリア東部に蓄積した非常に強い寒気が日本付近に流れ込みました~

報道発表日

平成30年2月1日

概要

 1月23日頃から数日間、日本付近は非常に強い寒波に見舞われました。 この要因は、偏西風の蛇行によりシベリア東部で蓄積した大気下層の非常に強い寒気が、北西の季節風の強まりにより、日本付近に流れ込んだためです。
 今後も、2月前半にかけて日本付近に寒気が流れ込みやすい見込みです。引き続き、最新の気象情報に留意して下さい。

本文

概況
 1月23日頃から日本付近は非常に強い寒波に見舞われ、1月26日には埼玉県さいたま市で-9.8℃を観測し、最低気温の観測史上1位の低い値を更新するなど、 全国的に気温の低い状態が継続し、特に東・西日本では気温がかなり低くなりました。

寒波の要因
 1月中旬から下旬前半には、ユーラシア大陸北部で上空の偏西風の蛇行が明瞭となり持続しました。 これにより、シベリア東部の大気下層には非常に強い寒気が蓄積しました(図(a))。 寒気蓄積のピーク時には、シベリア東部付近の上空約1500メートルの気温は、過去の事例と比較しても顕著な低温となりました。
 その後、偏西風の蛇行は東にずれて持続しました。これに伴い大陸からの北西の季節風が強まったため、シベリア東部に蓄積していた下層寒気が日本付近に流入し続けました(図(b))。 1月24日21時には、輪島の上空約1500メートルの21時の観測として1957年4月の統計開始以来最も低い-16.4℃を記録しました。
 なお、今回の事例における寒気の蓄積と日本付近への流入の要因については、更に詳しい分析を進めます。
平成30年1月20~24日と同23~27日における、上空約1500メートルの5日平均気温(等値線)と平年差(陰影)(単位:℃)
図(a)平成30年1月20~24日、図(b)同23~27日における、上空約1500メートルの5日平均気温(等値線)と平年差(陰影)(単位:℃)
等値線の間隔は4℃、陰影の間隔は2℃。平年値は1981~2010年の30年平均値。

今後の見通し
 2月1日発表の1か月予報によると、2月前半も引き続き寒気が流れ込みやすく、全国的に気温の低い状態が続き、日本海側を中心に大雪の恐れがあります。引き続き、最新の気象情報に留意して下さい。


詳細は下記の「資料全文」をご参照ください。
※本資料の作成にあたり、異常気象分析検討会委員の協力を頂きました。

問い合わせ先

 気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課 担当 新保、竹川
 電話03-3212-8341(内線3158、3154) FAX 03- 3211-8406

資料全文


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