平成29年度Tokyo Climate Center(TCC)研修セミナーを開催します ~アジア・太平洋地域の気象局による気候サービスの発展を目指して~
報道発表日
平成30年1月25日
概要
気象庁が運営する地区気候センター(Tokyo Climate Center;TCC)では、平成30年1月29日(月)~2月2日(金)に気象庁本庁にて、アジア・太平洋地域の17の国と地域から計19名の気象局職員を招聘し、研修セミナーを開催します。TCCでは平成20年度から研修セミナーを年1回実施しており、今回で27の国と地域からのべ146名がこの研修を受講することとなります。
本文
TCCによるアジア・太平洋地域の気象局に対する支援
気候は、干ばつ、洪水、熱波、寒波等の極端な現象をはじめとして、さまざまな形で世界中の人々の生活・社会経済活動に影響を与えています。このような気候に関するリスクの軽減を図るため、各国気象局は利用目的に即した、精度の高い気候情報の提供を期待されています。
気象庁は世界気象機関(WMO)の枠組みの下で、主にアジア・太平洋地域の各国気象局の気候業務を支援するためTCCを運営しています。TCCではその支援の一環として、平成20年度から毎年度研修セミナーを開催しています。
平成29年度TCC研修セミナー
今年度は、「季節予報」をテーマに研修セミナーを開催します。研修は当庁がウェブサイトを通して提供している予測支援資料や気候解析ツールを用いて自国の季節予報を作成できるよう、実習を中心に進められます。この研修セミナー開催を通して、アジア・太平洋地域の気象局職員の能力向上を支援することで、各国気象局の気候サービスの発展に今後も貢献していきます。
問い合わせ先
気象庁地球環境・海洋部 気候情報課 異常気象情報センター 担当 高橋
電話 03-3212-8341(内線3166) FAX 03-3211-8406