平成29年12月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成30年1月12日

概要

平成29年12月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
    • 全国の地震活動
       全国で震度5弱以上を観測する地震、被害を伴う地震はありませんでした。
       全国で震度3以上を観測した地震の回数は12回で、このうち、最大震度4を観測した地震は3回でした。日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は90回でした。

       平成29年(2017年)の地震活動については参考資料のとおりです。

  • 火山活動
     霧島山(新燃岳)では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があるため、火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
     桜島では、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
     口永良部島では、新岳火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
     西之島では、火口から概ね1.5kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
     浅間山では、山頂火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
     諏訪之瀬島では、火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
     霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、硫黄山付近で17日から21日にかけて微小な地震を含む火山性地震がやや増加し、22日は振幅の小さな浅い低周波地震が発生しました。硫黄山火口内の活発な噴気域及び熱異常域とその周辺の概ね100mの範囲では、噴気孔からの高温の土砂や噴気、熱水等の規模の小さな噴出現象に十分注意してください。また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等が行う立入規制に従うとともに、火口周辺や噴気孔の近くには留まらないでください。

    その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 担当 尾崎  電話 03-3212-8341(内線 4581)FAX 03-3212-2857
火山:地震火山部火山課 担当 小久保 電話 03-3212-8341(内線 4538)FAX 03-3212-3648

資料全文

参考資料




国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。


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