世界の年平均気温が歴代3位となる見込み ~2017年(平成29年)の世界と日本の年平均気温(速報)~
報道発表日
平成29年12月21日
概要
- 2017年の世界の年平均気温偏差(速報値)は、1891年の統計開始以来、第3位の値となる見込みです。
- 2017年の日本の年平均気温偏差(速報値)は、1898年の統計開始以来、第10位の値となる見込みです。
本文
2017年の世界の年平均気温偏差(速報値)は+0.39℃で、統計を開始した1891年以降で3番目に高い値となる見込みです。また、2017年は世界の平均気温を上昇させる傾向があるエルニーニョ現象が発生していない年の中では最も高い年となる見込みです。世界の年平均気温は、長期的には100年あたり0.73℃の割合で上昇しています。
2017年の世界の年平均気温が高くなった要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響と自然変動の影響が考えられます。
本資料は、1~11月までの観測データをもとに、速報としてまとめたものです。2017年の年平均気温の確定値は、日本については2018年1月初め、世界については2018年2月初めにホームページで発表します。また、年別・季節別・月別の世界及び日本の平均気温は気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています(http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/index.html)。
図等を含めた全文については、下記の添付ファイルをご参照ください。
問い合わせ先
気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課
電話03-3212-8341(内線)2264