世界の気象観測の精度向上のための会合開催について ―世界気象機関(WMO)専門家チーム会合―

報道発表日

平成29年11月22日

概要

世界気象機関(WMO)現業用気象測器の計量に関する専門家チーム(ET-OM)の会合を、平成29年11月27日から11月30日にかけて東京及びつくばにおいて開催します。

本文

 天気予報や気候変動の監視を精度良く行うためには、高品質で均質な気象観測を継続的に行う必要があります。日本のみならず途上国を含めた世界各国において気象測器(温度計・湿度計・気圧計など)の適切な校正(気象測器の精度を標準となる測器と比べて正すこと)及び保守を行い、精度を維持した気象測器を用いて、気象観測を行うことが重要です。
 このため、WMOでは、気象測器の精度を高い水準で維持し、またそれを担う専門家を育成するために、世界に計15の地区測器センター(RIC:Regional Instrument Centre)が指定されています。日本においては、1998年から気象庁の気象測器検定試験センターがRICとしての国際協力活動を行っています。
 本会合においては、当庁の専門家を含め世界11カ国から12名が集まり、RICを中核とした世界の気象観測の精度向上のため、各国の取り組みや今後のRIC等の活動方針について議論されます。当庁も約20年間におよぶRICとしての活動の経験を活かして、本会合の議論に積極的に貢献していきます。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課気象測器検定試験センター
電話029-851-4121  FAX 029-851-1670

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