台風第21号について(10月21日14時00分)

報道発表日

平成29年10月21日

本文

<概要>台風第21号は、21日12時現在、超大型で非常に強い勢力で北上しています。その後、台風は、22日にかけ沖縄・奄美に接近、23日は強い勢力で西日本・東日本にかなり接近し上陸するおそれがあります。23日にかけ、沖縄・奄美から北日本までの広い範囲で大荒れとなり、大雨や暴風、高波、高潮などによる重大な災害が発生するおそれがあります。

<大雨>台風を取り巻く発達した雨雲と本州付近に停滞する前線の影響で、23日にかけ、沖縄・奄美から東北地方にかけての広い範囲で大雨となり総雨量が多くなる見込みです。これらの地域では非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降る見込みです。土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水に厳重に警戒してください。

<暴風・高波>沖縄・奄美では22日にかけ、西日本・東日本では22日から23日、北日本では23日から24日に、非常に強い風が吹き、猛烈な風が吹くところもある見込みです。海はうねりを伴い広い範囲で大しけとなり、猛烈なしけとなるところもある見込みです。暴風や高波に厳重に警戒してください。

<高潮>全国的に潮位が高い大潮の時期であり、東海地方を中心に黒潮の大蛇行によって潮位が上昇しています。台風の進路にあたる湾・沿岸では、台風が接近する時間帯や満潮時間帯を中心に高潮に警戒してください。

<竜巻・突風>竜巻などの激しい突風は台風から離れた場所でも発生しますので、十分注意してください。

<台風接近に備えての留意事項>
 台風の北上に伴い前線の活動が活発となること、また、台風の強風域が非常に広いことから、台風の接近前から雨・風が強まり、広い範囲で長時間大荒れとなる見込みです。 
 各地気象台の発表する警報・注意報など気象情報に留意するとともに、市町村の避難勧告等に注意してください。

 大雨による土砂災害、洪水、低い土地の浸水をはじめ、暴風、高波、高潮など、自分のいる場所ではどのような災害が起こりやすいのかを予め確認し、明るいうちに安全な場所に移動するなど、雨や風が強まる前に早め早めの安全確保をお願いします。

 雨や風が強い間は屋外での作業や不要な外出は控え、海岸や増水した河川・用水路など危険な場所には絶対に近づかないようお願いします。

 最新の情報を利用し、身を守る行動をお願いします。


 今後の予想を含めた最新の情報は各地の気象台が発表した気象情報をご利用ください。

 【本報道発表に関するお問い合わせ】
  気象庁予報部予報課  03-3211-8303

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