台風第21号について(10月20日14時00分)

報道発表日

平成29年10月20日

本文

<概要>大型で強い台風第21号は、22日は非常に強い勢力となって沖縄地方に接近し、23日は強い勢力で西日本・東日本にかなり接近し上陸するおそれがあります。21日から22日は沖縄・奄美地方、22日から24日は西日本・東日本・北日本の広い範囲で大荒れとなり、大雨や暴風、高波、高潮などによる重大な災害が発生するおそれがあります。
 
<大雨>台風を取り巻く発達した雨雲は範囲が広く、 21日から22日は沖縄・奄美地方、 22日から24日は西日本・東日本・北日本の台風の進路にあたる地域で広く大雨となる見込みです。また、本州南岸の前線が北上し活動が活発となり、台風接近前の21日から西日本・東日本の太平洋側を中心に大雨となるおそれがあります。広範囲で非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降る見込みですので、土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水に厳重に警戒してください。

<暴風・高波>台風の中心付近では猛烈な風が吹いています。21日から22日は沖縄・奄美地方、22日から24日は西日本・東日本・北日本の広い範囲で、非常に強い風が吹き、猛烈な風が吹くところもある見込みです。海はうねりを伴い広い範囲で大しけとなり、沖縄地方では21日は猛烈なしけとなるところもある見込みです。暴風や高波に厳重に警戒してください。台風第21号について(10月20日14時00分)

<高潮>全国的に潮位が高い大潮の時期であり、東海地方を中心に黒潮の大蛇行によって潮位が上昇しています。台風の進路にあたる湾・沿岸では、台風が接近する時間帯や満潮時間帯を中心に高潮に警戒してください。

<竜巻・突風>竜巻などの激しい突風は台風から離れた場所でも発生しますので、十分注意してください。

<台風接近に備えての留意事項>
 西日本・東日本では前線の影響で台風が接近する前から大雨となります。また、大型で強風域がかなり広いため、台風が遠くにあっても非常に強い風が吹くこともあります。各地気象台の発表する警報・注意報など気象情報に留意するとともに、市町村の避難勧告等に注意してください。

 大雨による土砂災害、洪水、低い土地の浸水をはじめ、暴風、高波、高潮など、自分のいる場所ではどのような災害が起こりやすいのかを予め確認し、明るいうちに安全な場所に移動するなど、雨や風が強まる前に早め早めの安全確保をお願いします。

 雨や風が強い間は屋外での作業や不要な外出は控え、海岸や増水した河川・用水路など危険な場所には絶対に近づかないようお願いします。

 最新の情報を利用し、身を守る行動をお願いします。

  今後の予想を含めた最新の情報は各地の気象台が発表した気象情報をご利用ください。


 【本報道発表に関するお問い合わせ】
  気象庁予報部予報課  03-3211-8303

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