4月の天候
報道発表日
平成29年5月1日
概要
2017年(平成29年)4月の天候の特徴は以下のとおりです。
- 北・西日本で高温だが、全国的に気温の変動が大きかった
北・西日本で南から暖かい空気が流れ込みやすかったため気温は高かったが、全国的に気温の高い時期と低い時期があり気温の変動が大きかった。 - 北・東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美で日照時間が多かった
北・東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では高気圧に覆われやすく、日照時間が多かった。 - 西日本で降水量が多かった
南から湿った空気が流れ込みやすかった西日本で、降水量が多かった。
本文
1 概況
日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わった。北・東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では高気圧に覆われやすく月間日照時間が多かったが、南から湿った空気が流れ込みやすかった西日本で降水量が多くなった。中旬には低気圧が発達しながら通過し、本州付近で暴風や大雨となった所があった。下旬には低気圧や前線の影響で、沖縄・奄美で大雨となった所があった。
北・西日本では南から暖かい空気が流れ込みやすかった影響で月平均気温が高かったが、低気圧の通過後に一時的に北からの寒気が入るなど、気温の高い時期と低い時期があって全国的に気温の変動が大きかった。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
北・西日本で高かった。東日本、沖縄・奄美では平年並だった。
(2)降水量
西日本で多かった。北・東日本、沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
北・東日本太平洋側、西日本と沖縄・奄美で多かった。北・東日本日本海側では平年並だった。
問い合わせ先
(観測値や記録について)
気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154
資料全文
関連資料
- 日本の天候
毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月14日頃に更新されます。
- 過去の報道発表資料
毎月はじめに報道発表資料として公表した資料です。最新および詳細な状況については、上記の「日本の天候」を参照してください。