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2012年12月のユーラシア大陸の寒波について

報道発表日

平成24年12月27日

概要

東アジア北部からロシア西部までのユーラシア大陸では強い寒気の影響を受け、気温が平年より低くなった。東アジア北部では11月末以降、ロシア西部では12月下旬に異常低温となった。

本文

寒波の経過
週ごとの気温平年差でみると、11月末から12月上旬に、中央シベリアから中国北東部で平年より6℃以上低くなり、その後、平年差-6℃以下の領域は中央アジア・ロシア西部へと広がった。
日本では、12月中旬に一時的に気温の高い時期があったものの、全国的に気温が低く、特に12月5日~11日は西日本でも異常低温となった。
大気の流れの特徴
12月中旬以降、ユーラシア大陸で広く顕著な低温となったが、この時期にシベリア高気圧がロシア北西部まで張り出し、シベリア南部の寒気が中央アジアからロシア西部にかけて流入した。
日本を含む東アジアでは月を通して偏西風が南に蛇行する傾向となり、北極からの強い寒気が入りやすい流れとなった。月の後半は優勢なシベリア高気圧に伴って強い寒気が流入した。

なお、気象庁ホームページ「世界の異常気象」において、最近の世界の異常気象や気象災害の状況を週、月、季節別にまとめていますので、あわせてご利用ください。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課
電話:03-3212-8341 (内線)3157、3158

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