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4月の天候

報道発表日

平成22年5月6日

概要

2010年(平成22年)4月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 全国的に日照時間がかなり少なく東・西日本では降水量がかなり多かった
    前線を伴った低気圧が日本付近を頻繁に通過したため曇りや雨の日が多く、全国的に月間日照時間がかなり少なかった。また、東・西日本では月降水量がかなり多かった。
  • 東・西日本では気温がかなり低かった
    月の後半を中心に4月としては強い寒気が断続的に流れ込んだため、北~西日本で月平均気温が低くなり、特に東・西日本ではかなり低かった。
  • 関東地方を中心に記録的に遅い雪
    17日には関東甲信地方から東北地方南部にかけての広い範囲で降雪および積雪を観測し、東京・横浜・熊谷・前橋・宇都宮・甲府では41年前の1969年に観測した最も遅い降雪の記録に並んだ。

本文

1 概況
 前線を伴った低気圧が日本付近を頻繁に通過したため曇りや雨の日が多く、全国的に日照時間がかなり少なかった。
 また、東・西日本では降水量がかなり多かった。北・東・西日本では、前半は低気圧が1~2日おきに通過したためその前後で気温の日々の変動が大きくなった一方、後半は4月としては強い寒気が断続的に流れ込んだため気温が平年を大幅に下回った。特に、東・西日本では月平均気温がかなり低くなった。
 17日には、顕著な低温の中、本州の南海上を低気圧が通過したため関東甲信地方から東北地方南部にかけての広い範囲で降雪および積雪を観測し、東京・横浜・熊谷・前橋・宇都宮・甲府では41年前の1969年に観測した最も遅い降雪の記録に並んだ。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東日本と西日本でかなり低く、北日本で低かった。東北地方、関東甲信地方を中心に平年を1℃以上下回ったところが多く、2℃以上下回ったところもあった。沖縄・奄美では平年並だった。
(2)降水量
 月降水量は、東日本と西日本でかなり多く、北日本で多かった。水戸(茨城県)、網代(静岡県)、潮岬(和歌山県)など7地点で、4月の月降水量の最大値を更新した。沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、全国的にかなり少なく、平年の80%を下回ったところがあった。浦河(北海道)、仙台(宮城県)、新潟など9地点で、4月の月間日照時間の最小値を更新した。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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