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平成21(2009)年9月の世界の月平均気温について(速報) ~統計開始以来、1位タイの高温~

報道発表日

平成21年10月9日

概要

2009年9月の世界の月平均気温は、統計を開始した1891年以降で9月としては、最も高い値(2005年とタイ記録)となりました。

本文

 2009年9月の世界の月平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差*1(速報値*2)は+0.37℃と、9月の気温としては2005年の+0.37℃と並び、統計を開始した1891年以来、最も高い値となりました。

 9月の月平均気温は陸域では北半球の30度~50度帯の一部と南アメリカ大陸南部、オーストラリア大陸西部を除き、平年より高くなる地域が多く、特に、カナダから米国北部、ロシア西部からヨーロッパ北部などで高くなりました。海面水温は、熱帯域のほぼ全域で高くなりました。

 長期的には、9月の世界の月平均気温は100年あたり+0.58℃の割合で上昇しています。

 なお、日本の平均気温の平年差は、-0.08℃(第51位)でした。


 9月の世界の月平均気温が高くなった要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの大気中濃度の増加に伴う地球温暖化の影響に、現在発生中のエルニーニョ現象や十年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられます。

 世界及び日本の年平均気温、月平均気温は気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています。
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/index.html

*1 平年差とは平均気温から平年値を差し引いた値(平年偏差ともいう)です。平年値としては、1971~2000年の30年平均値を使用しています。
*2 2009年10月8日までに気象庁に入電したデータをもとにした解析値です。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課
電話 03-3212-8341(内線2264)

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