東海・東南海沖に新たに整備した「ケーブル式常時海底地震観測システム」のデータ運用開始
報道発表日
平成20年9月29日
概要
東海・東南海沖に新たに整備した「ケーブル式常時海底地震観測システム」のデータ運用開始についてお知らせいたします。
本文
気象庁は、東海地震・東南海地震の想定震源域における地震活動の詳細把握、緊急地震速報での地震発生早期検知・地震動予測精度向上等を目的として、平成16年度から海洋調査を含めて5カ年計画で新たなケーブル式常時海底地震観測システムの整備を行ってきました。
今年7月末にシステムの動作確認を終え、8月1日には本庁へのデータ伝送を開始し、引き続き、センサー設置の安定状態確認のためのデータモニターを実施してきました。
この度、観測データの点検を終え、震源決定精度向上や検知能力向上の見通しが得られた(別紙1及び別紙2参照)ことから、当該システムの地震データの利用が可能となりました。
このことから地震監視業務での運用を10月1日から開始します。また、パラメータの調整等を行い、緊急地震速報での利用に向けた準備を進めます。
問い合わせ先
地震火山部 地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4562